前回の記事では、
FIRE後は「守りの資産(債券・現金)」が重要
という話をした。
すると、次の疑問はほぼこうなる。
結局、株式・債券・現金って
どのくらいの割合にすればいいの?
この記事では、
- FIREポートフォリオを考える上での前提
- 具体的な資産配分イメージ
- 失敗しないために大事な視点
を整理する。
目次
結論:正解は1つじゃない。でも「軸」はある
FIREのポートフォリオに絶対的な正解はない。
でも、「考えるための軸」ははっきりある。
その軸は、主に3つ。
- 生活費に対する余裕度
- どれくらいの値動きまで耐えられるか(メンタル)
- FIRE前なのかFIRE後なのか
大前提:FIREは「増やすフェーズ」と「守るフェーズ」で違う
FIRE前
- 収入あり
- 投資ができる
- 時間が味方
→ 株式多めで合理的。
FIRE後
- 収入なし or 限定
- 資産から生活
- 暴落=生活に直結
→ 株式100%はリスク大。守りの配分が重要。
代表的なポートフォリオ例
① 攻め寄り(FIRE前〜若い人向け)
株式:80〜100%
債券:0〜20%
現金:生活費+α
- 資産成長を優先
- 下落時でも積立継続できる人向け
② バランス型(FIRE直前〜早期FIRE狙い)
株式:60〜70%
債券:20〜30%
現金:生活費1〜3年分
- 増やす+守るの中間
- 精神的安定と成長の両立
③ 安定寄り(FIRE後・生活基盤重視)
株式:40〜60%
債券:40〜60%
現金:生活費2〜5年分
- 暴落が来ても心折れない構成
- 「生き延びる」ことが最優先
よくある勘違い
「一生同じ配分でいい?」
→ フェーズに応じて変えてOK。
「債券は儲からないからいらない?」
→ 債券は儲けるためではなく、
全体を安定させるためのもの。
「現金多すぎは損?」
→ 損ではない。安心して生活するためのコスト。
僕の感覚
僕自身の感覚では、
最大リターンより、
ちゃんと続くバランスが一番強い
と思っている。
FIRE前の資産形成期である僕のポートフォリオは、
株式:100%
債券:0%
現金:生活費半年分
(ただしこのほかに仮想通貨がある。)
としており、守りより攻めを重視したものとなっている。
まとめ
- FIREのポートフォリオに絶対解はない
- でも「考える軸」はある
- フェーズによって適切な配分は変わる
- 増やすより「続けられる」が正義
次回は、「FIRE準備はいつから始めるべきか?」をテーマに、
年齢やライフステージ別の戦略を整理する予定。
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