これまでの記事では、
- FIREとは何か?
- どういう考え方のものなのか?
- 「逃げ」ではなく「選択肢の拡張」であること
そんな“考え方・価値観”の部分を中心に整理してきた。
今日からはいよいよ、
「FIREを、どうやって“現実の計画”にしていくのか?」
ここに踏み込んでいく、実践フェーズに入っていく。
結論
FIREは「なんとなく目指すもの」ではない。
3つのステップで“現実のプロジェクト”に落とし込むと、一気に進みやすくなる。
FIREは「気合い」ではなく「設計」で進む
FIREという言葉だけを見ていると、
- とにかく節約する!
- とにかく投資する!
- とにかく資産を増やす!
みたいな「気合い寄り」の話になりやすい。
でも、実際にFIREに近づいていく人たちは、
感情ではなく、「設計」で進んでいる。
だから今日からは、その設計の話をしていく。
FIRE実践の「3つのステップ」
まず、これだけ覚えておいてほしい。
FIREは、次の3ステップで整理すると一気に分かりやすくなる。
- 年間生活費を整理する(生活面のベース)
- 必要資産を考える(4%ルールを現実化)
- いまの現在位置を数値化する(進捗メーター化)
今日は、この「全体像」を掴む回。
STEP① 年間生活費を整理する
いきなり
- いくらあればFIREできる?
- 何年で到達できる?
……と考えたくなるけれど、
まず整理すべきは「年間生活費」。
ここがFIRE設計の土台になる。
というのも、
FIRE後の生活=「何にいくら使って暮らすか」という話だから。
だから次回は、
「年間生活費をどう考えるか?」
をじっくり整理する。
STEP② 必要資産を「現実の数字」に落とす
年間生活費が見えれば、
「じゃあ、FIREにいくら必要か?」
という話ができるようになる。
いわゆる「4%ルール」や「25倍ルール」。
ただ、これも
「数字遊び」で終わらせず、
“現実の人生で使える基準”に落とすのがポイント。
ここもじっくり整理していく予定。
STEP③ いまの現在位置を数値化する
生活費が見えて、必要資産が見えたら、
「で、今の自分はどの位置にいるの?」
という現在位置の話にいく。
今の資産。
年間でどれくらい増えているか。
いまのペースなら何年くらいで届きそうか。
これが見えると、
「なんとなく不安」が、「見通しのある課題」に変わる。
この3ステップで「FIREは現実になる」
ここまでの3つを整理していくと、
- FIREが“夢”ではなく
- “設計された計画”に変わり
- “現実的に進められるプロジェクト”になる
そんな感覚になるはず。
焦らなくていい
もしかしたら、
「そんなのちゃんと整理したことない…」
という人もいると思う。
でも、大丈夫。
これから一緒に、ひとつずつ整理していく。
いきなり完璧じゃなくていい。
“今の自分が考えられる範囲”から作っていけば十分。
僕の感覚
僕の感覚では、FIREは「勢いで突っ込むもの」ではなく、
「設計して育てていくプロジェクト」。
ちゃんと整理していけば、
思っているより「落ち着いた取り組み」になるし、
無駄な不安も減っていく。
まとめ
- 今日から実践フェーズに入る
- FIREは「設計」で進めるもの
- 3つのステップで整理していく
- 焦らなくていい、ここから始めればいい
次回は、実践STEP①として、
「年間生活費をどう考えるか?」
をじっくり整理していく回へ進む予定。
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