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33.持ち家と賃貸、どっちがFIREに有利?──住宅と「自由」の関係を落ち着いて整理する

前回の記事では、

子どもの教育費とFIREの両立

について整理した。

家族・将来設計を考えると、避けて通れないのが住宅の話。

持ち家と賃貸、どっちがいい?
住宅ローンがあってもFIREできる?
地方移住はアリ?

今日は、FIRE目線で住宅をどう捉えるかを整理する。


目次

結論:「住居は“コスパ”より“自由度”で考える」

住宅は「資産になるか?」より、
その家が自由度を奪うか・支えてくれるかで考えた方が現実的。

  • 住居コストが重すぎないこと
  • 住み替え自由度をどう持つか
  • 家が「呪い」にならないか

この3つが軸になる。


持ち家のメリット・デメリット(FIRE視点)

✔ メリット

  • 一生の住まいが確保される安心感
  • 老後の住居リスクが低い
  • 売却・賃貸という選択肢がある場合も

❌ 現実

  • 固定資産税・修繕費
  • 場所に縛られる
  • 「家のために働く」構造になりやすい

賃貸のメリット・デメリット(FIRE視点)

✔ メリット

  • 住み替え自由
  • 修繕リスクを抱えない
  • 収入に合わせて住居コストを調整できる

❌ 現実

  • 家賃は一生発生
  • 老後に借りにくい問題

ただ、
「柔軟にコストを下げられる」=FIREではかなり強い。


住宅ローン × FIREは「悪」ではない

住宅ローンがある=FIRE不可能、ではない。
問題なのは、

  • 返済負担が重すぎるか
  • 返済が人生の支配者になっていないか
  • 何かあったときの出口がないか

ここがクリアされていれば「ローンありFIRE」は現実的。


地方移住FIREのリアル

✔ メリット

  • 住宅費・生活費が下がる
  • 自然・環境が豊か

❌ 課題

  • 仕事・医療・教育・交通の現実
  • 人間関係という「別のコスト」

生活費が安い=幸せ、ではない。


FIRE × 住宅で大事な3つの問い

① 自由度をくれる家か?奪う家か?

② 安心か?重荷か?

③ 長期戦に耐えられる住居コストか?

FIREは「最強の人生」ではなく、「壊れにくい人生」の設計。


僕の感覚

持ち家 vs 賃貸は勝ち負けではなく、
「どんな人生を送りたいか」の話。

家が「安心」をくれるなら素敵。
家が「鎖」になるなら危険。


まとめ

  • 住宅は数字だけじゃなく「自由度」で考える
  • ローン=悪ではないが、重荷すぎると危険
  • 賃貸の柔軟性はFIREで強い武器
  • 地方移住はコストだけでなく“生活の現実”込みで判断

次回は、「保険 × FIRE」をテーマに、
生命保険・医療保険・就業不能・学資保険をFIRE目線で整理していく予定。

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30代子持ち。夫婦でメーカー勤務。転職1回。FIREしたい。アイコンはタワシさん(https://x.com/tawashi3333)に描いていただきました。
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