お金がないけどどこか泊まりたい。そんな時に強い味方になってくれるのがカプセルホテルです。
漫画喫茶ではゆっくり休めなさそうだしシャワーも混みそう…。でも普通のホテルに泊まるほどお金も時間もないぞ、というときにはとても便利です。
ただ行ったことがない方にとっては、安全面や衛生面で不安があるのも事実…。
そこで、これまで10軒以上のカプセルホテルに泊まってきた僕が、カプセルホテルについて解説します。
カプセルホテルの設備開設
宿泊ボックス
カプセルホテルの名の通り、宿泊するスペースは 一人ひとりの客室がカプセルのように小さなボックスとなっています。
上の写真はそれぞれ一段ごとの客室になっていますが、ホテルによっては二段になっており、はしごを登って客室に入るタイプもあります。
こちらが二段になっているタイプの客室。
更にカプセルの内部がこちら。170cm強の僕には十分なスペースですが、185cmくらいを超える方にはかなり圧迫感がありそうです。
次が付属設備。非常にシンプルなつくりで、テレビ、照明、時計(アラーム機能つき)、コンセント1個か2個くらいです。テレビは耳元にスピーカーがあったり、イヤホン専用だったりと他のボックスの音が大きく聞こえてくることはあまりありません。
あとはボックス内に貴重品入れや荷物入れがある場合もありますが、あまり多くはありません。基本的に別場所にある貴重品ボックスなどに入れる場合が多いです。
お風呂
カプセルホテルは個室にお風呂がない分、大浴場を備えているところがほとんどです。また、宿泊者のほぼ全員が大浴場に来るからか、普通のホテルより大浴場は広いしクオリティも高いことが多い気がします。
ご飯
基本的に客室では食事は禁止されていますので、持ち込みで食べる場合は共有スペースで食べることになります。
ホテルで提供される食事の場合、普通のホテルと併設であれば食事会場も同じになりますので、それなりの食事が出ます。
カプセル専業のホテルの場合はパン数種やおにぎりと漬物などの軽食程度が共有スペースで出されるか、食事は一切なしのホテルも多いです。安く宿泊できることに特化した施設なので食事は期待しないほうがよいと思います。
女性でも大丈夫?
男女で部屋やフロアが分かれているので女性でも全く問題ありません。最近は女性客取り込みのためか、明らかに女性フロアが豪華・綺麗になってたりすることもあります。
ただし、そもそも男性専用のホテルも多いので、飛び込みで宿泊する場合は注意が必要です。
カプセルホテルのいいところ
なにより安い
これが全てと言っても過言ではないですね。笑
場所にもよりますが、2,000円~4,500円くらいの価格レンジです。
チェックインに遅くまで対応している
メインの客層としては安く泊まりたい人たちのほかに、残業で遅くなって家に帰るより泊まったほうが効率的な人や、飲み会で終電を逃した人などがいます。
そのため、急な飛込みでも遅くまで対応していて安心してチェックインができます。
コックピット感があって楽しい
これは100%個人的な意見ですが、カプセルの狭い空間に入るとき、コックピットに入るみたいでちょっと楽しいです。狭い空間で特に何もできないので、逆にゆっくりした気持ちで過ごせるのも個人的には好きです。
客室が禁煙
ほとんどのカプセルホテルは客室禁煙です。ほかのお客さんもいるので当然なのですが、非喫煙者にとっては地味にこれがうれしい。
誤って喫煙室をとってしまったり、禁煙室が空いてなかったときにホテルの客室に入ると、部屋に染み付いたタバコのにおいで吐き気を催すこともあり、毎回どきどきしてしまいます。
カプセルの場合は喫煙所がはっきり分かれているので、客室でたばこのにおいを感じることがなく快適です。
カプセルホテルの悪いところ
セキュリティがちょっと心配⇒実際には問題ないが…
客室がロールカーテンで仕切られてるだけで密室ではないなので、うっすらとした不安は常にあります。実際には周りにほかのお客さんもいるし、身の危険を感じるようなことはありませんが、不安は否めません。
また、貴重品等を貴重品ボックスに預けるのが面倒で、客室に持ち込んだ場合、客室を離れるときに常に持ち歩かなければならないのでちょっとだけ手間です。
荷物を置くスペースが少ない
客室は狭いので、スーツケースと大きいバッグを抱えて入室というのは少し厳しいです。ホテルによっては専用のロッカーがあるところもありますが、なければフロントに預けるなどしなければなりません。
リュックやバッグを1つ2つ持ち込む分には全く問題ないと思います。
隣や上の人の物音が気になることがある
カプセルは響きやすいので、隣の人が物音をたてるタイプの人だと気になることがあります。こればっかりは運次第ですが…。
物音に敏感な人は耳栓を使ったりノイズキャンセラ機能のあるイヤホン・ヘッドホンを用意しておいたほうがいいかもしれません。
まとめ:カプセルホテルは怖いところではない。期待しすぎなければ経済的で便利!
カプセルホテルは全然怖いところではありません笑。初めてのかたでもわかりやすいので、使う機会があれば恐れず使ってみてくださいね。
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