前回の記事では、
FIREの主軸はインデックス投資でいい
という話をした。
ここまで来ると、次に多くの人が悩むのがこの2択。
オルカンとS&P500、結局どっち?
SNSやブログを見ても、
- 「オルカン最強」
- 「いや、米国株一択」
みたいな意見が飛び交っていて、正直うるさい。
この記事では、
- オルカンとS&P500の違い
- FIRE目線で見ると何が重要か
- どんな人がどちらに向いているか
を、整理する。
目次
結論:どちらも正解。ただし「役割」が違う
オルカンもS&P500も、
FIREではどちらも正解。
ただし、役割が違う
「どっちが勝つか」より、
「自分の資産の中で何を担わせるか」。
オルカンとは何か(超要点)
- 全世界の株式に分散投資
- 米国・先進国・新興国を含む
- 1本で世界経済に乗れる
メリットは、
- 分散が効いている
- 国の偏りが少ない
- 長期での安心感が高い
S&P500とは何か(超要点)
- 米国の代表的な500社
- IT・成長企業の比率が高い
- 過去のリターンは非常に強い
メリットは、
- 成長力が高い
- シンプルで分かりやすい
- リターン期待はオルカンより大きめ
FIRE目線での違いを整理する
| 観点 | オルカン | S&P500 |
|---|---|---|
| 分散 | 非常に高い | 米国集中 |
| 成長期待 | 中〜高 | 高い |
| 価格変動 | 比較的マイルド | やや大きい |
| 精神的安定 | 高い | 人による |
| 向いている役割 | 土台 | ブースター |
よくある勘違い
「オルカンはリターンが低い」
→ 低いわけではない。
ブレが小さいだけ。
「S&P500は危険」
→ 危険なのは、
集中を理解せず全ツッパすること。
FIREでの使い分けイメージ
- 安心・土台 → オルカン
- 成長・加速 → S&P500
両方持つのも、普通にアリ。
重要なのは、
暴落時でも持ち続けられるか
これだけだ。
僕の考え
僕自身は、
- 世界が沈めば、どのみち逃げ場はない
- でも、1国に賭けすぎるのも怖い
という感覚を持っている。
だから、
分散を意識しつつ、成長も取りに行く
というバランスを重視しオルカンをベースにしている。
まとめ:優劣ではなく「役割」で選ぶ
- オルカンとS&P500は優劣ではない
- FIREでは役割で考える
- 精神的に持ち続けられる方を選ぶ
- 両方持つのも全然アリ
次回は、「債券・現金はFIREに必要か?」をテーマに、
株式100%のリスクと、守りの資産の役割を整理する予定。
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