社会人が独学で簿記3級に2か月で受かった体験記②

2020年2月に行われた簿記3級試験に100点中98点で合格することができました。

使ったのはテキスト1冊と問題集1冊のみの完全に独学です。

この記事では、具体的な勉強法、テキスト、スケジュール、勉強時間、かかった費用について書いています。

これから簿記3級を受けたい方は、レベル感の参考にして頂ければと思います。

目次

勉強期間

私の勉強期間はちょうど2か月間でした。

2019年12月23日 テキストを購入、勉強開始

2020年2月23日 試験日

2020年3月13日 合格発表(98点/100点で合格、1問ミス、惜しい!)

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私の成績表です。Webで見られるので便利ですね。

使ったテキストと問題集

使ったのは2冊のみです。まずはテキスト(参考書)はこちら。

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このテキストの良いところは、イラストが多くて、説明が簡潔なところです。

初心者にとって最大の敵である小難しい説明が少ないので、アレルギーを起こしにくいです。

さらに問題を解くための考え方がわかりやすく書かれているので、ただの参考書ではなくて、より問題を解くことにフォーカスしてると感じました。

巻末に79問の問題集がついており、テキストを読んでなんとなく理解する⇒対応する問題を解いてみる⇒わからないところのテキストをもう一回読む⇒理解する、というサイクルを自然に回せます。

人によっては上のテキストだけで済むかもしれません。私は不安だったので、過去問集+予想問題集もやりました。ただ、試験の傾向が変わったこともあり、現在出ているバージョンは、予想問題集のみになっています。

私が使ったバージョンでは過去問が6回と予想問題集が3回分、そして新傾向問題の対策がついていましたが、このテキストも予想問題が9回分入っているので、同じ分量を演習できます。

テキストを終わらせて、この問題集をやり切れば、少なくとも合格はできるはずです。

時間がなく全部はやり切れなくても、新傾向問題の部分だけはやっておいた方がよいです。

私も時間切れで過去問集は半分くらいしかできませんでしたが新傾向問題だけは2周しました。実際に試験でも何問か新傾向問題が出て、心の中でガッツポーズしました。

演習数がどうしても少なくなりがちですが、試験には必ず出る部分なので是非やってみてください。

それぞれ税込み1,100円なので、計2,200円だけでした。

上のテキストの内容や体裁が柔らかすぎて合わないという方は、同じ著者の本で、もう少し堅めの本もありますので、よければこちらご参照ください。DVD版もあります。

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私の勉強法、勉強時間

とにかく愚直にテキストを進めることがメインでした。

1.テキストをざっと1周読む。あんまり理解できないところは飛ばす。

一周目はあまり時間をかけすぎるとやる気がなくなるので、できるだけ急いで読み通す。

でも試験まで時間に余裕があると思い、途中でさぼってここに3週間くらいかけてしまった……。

2.テキストを丁寧に1周読む。各項目ごとに巻末の問題集から対応する部分を解く。

少しずつ試験が近づき、焦ってくる。

1周目ですんなり理解できたところはさらっと読み、難しかったところは理解できるまで読む。

テキストだけでいまいちピンとこなければ、ググったりして理解する。

理解できたと思ったら巻末の問題集を解く。理解したと思っても問題の解き方がわからず焦る。

2週間くらいかけた。この時点で既にあと3週間。

3.テキスト巻末問題集の2周目を解く。わからなかったところにはテキストに戻り熟読。間違えた問題には印をつけておく。

この辺りからスパートをかける。会社帰りにカフェに寄るなどして、勉強をする。

2周終わっても、巻末の問題集の正答率は70%程度。

1週間で終わらせた。

4.テキスト附属の予想問題1回分をやる。

ちょうど試験2週間前の日曜日に、1回試験形式で時間を測り解いてみる。

時間は余裕で終わることがわかった。75分程度で終わったが、正答率この時点で50%程度。

かなり知識に穴があるので、これから問題を解いて、ミスした項目を埋めていく作業を進める。

5.過去問題集を4回分やる。

解く⇒ミスした項目のテキストを読む⇒解きなおす、をひたすら繰り返す。

得点は①65点、②70点、③100点、④85点と順調に合格ラインを越えてきた。

このあたりで合格を確信する。

2週間かける。

6.過去問題集の新傾向問題を2周する。

試験前日の土曜日、余裕ぶっこいてゆっくりしていたら、新傾向問題の存在に気づきめちゃくちゃ焦る。

全ての自信がなくなり、新傾向問題部分を2周回す。土曜夜22時くらいまでかける。

7.今までやってきた問題で間違えた問題に絞り、もう一度やる。

自信喪失してしまったので、今までやった問題のなかから、間違えた問題に絞りもう一度解きなおす。

不安なところは紙一枚に書き出し、簡単にまとめる。結局日をまたいで、試験当日の深夜2時くらいまでやる。

8.試験場では、前日作ったカンペに目を通して仕上げ。

まとめておいてよかった。落ち着いて試験を受ける。

反省点としては、新傾向問題の存在をすっかり忘れていて、過去問で良い点数とっただけで安心していたことです。

前日の焦り方は半端なかった….。

皆さんは直前で焦ることの無いようになさってください……。

勉強総時間はざっくり70時間くらいではないでしょうか。

かかった費用

テキスト代2冊分 2,200円

受検料(3級) 2,850円

試験場までの電車代往復1,000円程度

計 6,000円程度でした。

コスパいいですね。

ちなみに2級の受検料は4,720円、1級は7,850円です。

ぴかけん
夫婦でメーカー勤務。Tier1工場⇒Tier1本社への転職経験有り。
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