前回の記事では、
保険をどう考えるか/どこまで保険に頼るか
について整理した。
ここまで来ると、いよいよ避けて通れないテーマに入る。
それが…
「FIRE × 税金・社会保険」の話。
今日は、FIRE後の働き方と税金・社会保険の関係を、
やさしく・ざっくり整理していく。
目次
結論:FIREは「働く/働かない」の二択じゃない
税金と社会保険の設計で、
自由度は大きく変わる。
FIRE後の収入は大きく3パターン
① 完全リタイア型
- 仕事収入なし
- 資産取り崩し+配当中心
② ちょっと働く型(セミリタイア)
- 週3勤務
- 副業
- 好きな仕事だけ選ぶスタイル
③ わりと働くけど負荷は下げる型
- 時短勤務
- 仕事量セーブ
- 「収入より自由」重視
税金は「働く量」でコントロールできる
FIRE後の税金は、
- 給与所得
- 事業所得
- 配当・譲渡益
これらの組み合わせで決まる。
「年収いくらが正解?」ではなく、
「必要な手取りから逆算」がFIRE的。
社会保険はFIREにめちゃくちゃ影響する
税金以上に無視できないのが、
- 健康保険
- 年金
- 国保 or 会社の保険
働かなくなる=支出が減る、ではない。
むしろ「固定費としての保険料」が重くなるケースも普通にある。
FIRE後の3つの現実的な選択肢
① 完全退職 → 国保 & 国民年金
シンプルだけど固定負担はそれなり。
② 配偶者の扶養に入る
条件が合えばかなり強い選択肢。
③ 週3くらい働いて社会保険に残る
かなり現実的で心理的にも楽な人が多い。
完全リタイア=ゴールではない。
働き方でFIREはもっと自由になる。
大事な視点
- 税金は「悪」ではない
- 過度な節税に振り回されない
- 社会保険は安心の柱
- “ちょうどいい働き方”が最強
よくある落とし穴
- 税金を気にしすぎて人生を縮める
- 社会保険を軽視して後から不安に
- 「0か100」で極端思考になる
僕の感覚
FIREは「働かない人生」を作る話じゃない。
心地よく働ける人生を作る話。
税金や社会保険も、知りつつ、縛られすぎない。
安心 × 自由のバランスが大事。
まとめ
- FIREは働く/働かないの二択じゃない
- 税金は設計の一部
- 社会保険は安心の柱
- 完全リタイアだけが正解じゃない
次回は「FIRE後の働く意味の再設計」をテーマに、
「なぜ働くのか?」「どう働くと幸せか?」を整理していく予定。
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