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38.FIRE後にやっておいて本当に良かったこと|“あとでやろう”にすると消えていくものたち

前回の記事では、

FIRE後の1日の時間設計と、「ダラダラしないけど頑張りすぎない」過ごし方

について整理した。

1日の“型”が見えてくると、次に出てくるのはこういう感覚だと思う。

で、その時間で結局なにをやればいいんだろう?

やりたいことはなんとなくある。
でも「いつかやろう」で数年経ちそう。
FIREしたのに、気づいたら何も変わっていない未来が怖い。

今日は、

  • FIRE後に「やっておいてよかった」と感じやすいこと
  • 逆に、後回しにすると後悔しやすいこと
  • 「あとでやろう」を現実に落とすコツ

をまとめていく。


目次

結論:大きな決断より「小さく試したこと」の数が効く

FIRE後に本当に差がつくのは、
大きな決断より「小さく試したこと」の数。

でかい目標を1つ決めるより、
小さなトライをたくさんやった人の方が満足度が高い。

「あとでやろう」を、
カレンダーとお金に落とした数だけ、人生の厚みが増えていく。


FIRE後に「やっておいてよかった」と感じやすい4つの領域

① 趣味・遊びを“ちゃんと”やってみる

FIRE後は、「いつかやりたい趣味リスト」を、
実際に1つずつ触ってみるタイミングでもある。

  • 行きたかった場所への旅(国内外)
  • カメラ/釣り/キャンプ/ガーデニング
  • ゲーム・アニメ・マンガを“罪悪感なしで”楽しむ期間

「一生の趣味を決める」ではなく、
お試し期間をちゃんと取るイメージ。

② 学び直し・インプットを増やす

  • 資格や検定の勉強
  • 語学・プログラミング・統計などのスキル
  • 大学講義・オンラインコース(MOOC系)

FIRE後は、「お金のための勉強」から、
純粋に楽しい勉強に切り替えやすいタイミングでもある。

③ 人間関係を“整え直す”

  • 会いたかった人に会いに行く
  • 久しぶりの友人に連絡してみる
  • 新しいコミュニティ(趣味サークル・勉強会)に顔を出す

仕事を辞めると、「放っておくと人間関係が勝手に減る」がデフォルト。

続けたい縁/あらためて築きたい縁に、
意識的に時間を使うと、「FIRE後の孤独感」をかなり和らげられる。

④ 小さな挑戦(副業・小商い・ボランティア・発信)

FIRE後は、「失敗しても生活には困らない挑戦」ができる、
かなり貴重な期間でもある。

  • ブログ・SNSでの発信
  • 小さなオンラインサービスや物販
  • 地域活動・ボランティア
  • noteやKindleでの執筆

「大きく当てる」ではなく、
“やってみたことがある世界”を増やすイメージ。


「あとでやろう」にすると、なぜ消えていくのか

FIRE後あるあるとして、

時間はあるのに、気づいたら何も始めていない

というパターンがある。

理由はだいたいこのあたり。

  • 期限がないから、後回し無限ループになる
  • 「ちゃんと準備してから」と思ってしまう
  • 失敗したらイヤだな…と、うっすら怖い

FIREはたしかに自由だけれど、
「いつでもできることは、いつまでもやらない」
になりやすいのも事実。


「やっておいてよかった」を増やすための実践ステップ

① FIRE前〜直後に「やりたいことメモ」を作る

いきなり完璧なリストにしなくていいので、
思いつくままに書き出しておく。

  • 旅行してみたい場所
  • もう一度やりたい趣味
  • 勉強してみたい分野
  • 会いたい人

さらに、

  • Aランク=「絶対に1回はやりたい」
  • Bランク=「できたら嬉しい」

くらいに分けておくと、優先順位がつけやすい。

② 「小さく試す」ルールを決める

たとえば、

まずは「1日・1万円・1ヶ月」までで試す

など、自分ルールを決めてしまう。

  • 1日だけ体験レッスンに行ってみる
  • 1万円だけ予算をつけて小さなビジネスを試す
  • 1ヶ月だけ毎日ブログを書いてみる

完璧な準備 → 一歩も出ない より、
雑でもいいから一歩出る方が圧倒的に価値がある。

③ カレンダーに「仮予約」してしまう

やりたいことは、曖昧な願望のままにせず、
カレンダーに“日付付きで”書いておく。

  • ◯月◯日 近所の◯◯温泉に行ってみる
  • ◯月◯日 英会話の体験レッスン
  • ◯月◯日 昔の友だちに連絡してみる

FIREは、「誰も締切を決めてくれない世界」でもある。

④ 家計に「チャレンジ枠」を作る

FIRE後の家計に、

年間◯万円までは、チャレンジに使ってOK

という枠を作ってしまう。

  • 旅行費
  • 学び直しの受講費
  • 新しい趣味の初期費用

“消えてもOKなお金”としてあらかじめ予算化しておくと、
心理的ハードルがかなり下がる。


僕の感覚

FIRE後の満足度を決めるのは、
年間リターンではなく、
「やってみて良かった」がどれだけ増えたか。

完璧な1発ホームランより、
たくさんのシングルヒットを打ち続けるイメージ。

「やらなくて後悔」より、
「やってみて、まあ微妙だったけどそれも含めてよかった」
の方が、人生としてはだいぶ健全だと思っている。


まとめ

  • FIRE後に差がつくのは「小さく試したこと」の数
  • 趣味/学び/人間関係/小さな挑戦の4領域はやっておくと満足度が上がりやすい
  • 「あとでやろう」は、期限がないからだいたい消える
  • やりたいことメモ → 小さく試す → カレンダー&予算に落とす
  • 完璧な一歩より、不完全でもいいから一歩出る

次回は、「FIRE後の孤独感と、コミュニティの作り方・居場所の増やし方」をテーマに、
仕事を離れたあとの人間関係や、無理なく居心地のいいつながりを作るコツを整理する予定。

本棚
30代子持ち。夫婦でメーカー勤務。転職1回。FIREしたい。アイコンはタワシさん(https://x.com/tawashi3333)に描いていただきました。
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