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42.FIRE後の1日はどう過ごす?──「ルーティン」と「だらけ防止」のゆるい設計

前回の記事では、

FIRE後にどこに住むか(都会・郊外・地方・二拠点)

について整理した。

住む場所が少し見えてくると、次に気になってくるのはかなり身近なテーマだと思う。

で、FIRE後の「1日」って、どう過ごせばいいんだろう?

この記事では、FIRE後の1日の過ごし方について、
ルーティンの作り方と「だらけすぎないためのゆるい設計」をまとめていく。


目次

結論:カレンダーを埋めすぎず、ノールールにもしない

FIRE後の幸福度は「1日の設計」でかなり変わる。
ガチガチのスケジュールでも、完全ノールールでもなく、
“ざっくりした時間ブロック+コア習慣3つ”くらいがちょうどいい。

  • 完全フリーだと、逆にしんどくなりがち
  • 詰め込みすぎると、会社員時代と変わらない
  • ほどよい「型」を作って、中身を日々変えていくのが現実的

FIRE後の1日で起こりがちな“つまずき”

① だらけ → 自己嫌悪ループ

  • 目覚ましなしでダラダラ起きる
  • YouTube・SNSで午前が終わる
  • 「今日も何もしてない…」という罪悪感だけ残る

② スケジュール詰め込みすぎ問題

  • 趣味・勉強・ジム・副業で予定を埋める
  • 気づくと、会社員時代以上に忙しい

③ 昼夜逆転・生活リズム崩壊

誰にも咎められないぶん、最低限のフレームを用意しないと崩れやすい。


考え方①:1日を「時間ブロック」でざっくり分ける

1時間単位で管理するのではなく、「ブロック」で考える。

  • 朝(7〜10時):身体と頭を起こす時間
  • 昼(10〜15時):集中する/動く時間
  • 夕方(15〜18時):家事・家族タイム
  • 夜(18〜22時):リラックス&インプット

「このブロックでは、だいたいこういうことをする」くらいのゆるさで決めておくと、
自由と秩序のバランスが取りやすい。


考え方②:毎日やる「コア習慣」を3つだけ決める

全部自由にすると、逆に形がなくなる。そこで、

毎日やる“コア習慣”を3つだけ決めておく。

  • 身体:30分歩く or 軽い筋トレ
  • 家:家事・片づけ・家計チェックを少しだけ
  • 頭:読書/勉強/日記を30分以上

この3つができていれば、「今日は最低限OK」と思える“心の土台”になる。


考え方③:曜日ごとに“ゆるいテーマ”をつける

  • 月・木:仕事/副業の日
  • 火:家事・事務処理の日
  • 水・金:趣味・勉強の日
  • 土日:家族デー・完全オフ

曜日に「主役テーマ」をつけると、1週間にリズムが生まれる。


モデルケース:FIRE後の1日のイメージ

モデル①:完全FIRE寄り

  • 7:00 起床・散歩・コーヒー
  • 8:00 家事・片づけ
  • 9:00 読書・勉強・日記
  • 11:00 買い物・用事・ランチ
  • 14:00 趣味・創作・カフェ作業
  • 17:00 家族時間・夕食準備
  • 20:00 風呂・ゆるく動画
  • 22:30 就寝

モデル②:セミリタイア(週3勤務)

働く日: 朝〜昼は仕事、夕方以降は家族と自分時間。

休みの日: 午前に運動と自分のプロジェクト、午後〜夜は家族や友人との時間。

モデル③:小さい子どもがいる家庭のFIRE

  • 午前:送り迎え・子ども対応・家事
  • 昼寝/園の時間:自分の時間(勉強・副業など)
  • 夕方〜夜:全力で家族タイム
  • 寝かしつけ後:30分だけ自分のインプット

だらけすぎないための「ゆるいルール」

  • 朝は必ず着替えて外に出る(散歩・コンビニ・ゴミ出しでもOK)
  • 「1日1アウトプット」(日記1ページ/X1投稿など)
  • スマホ娯楽の上限時間を決める
  • 午前中には何か1つ予定を入れておく

一方で、「詰め込みすぎ」も防ぐ

  • カレンダーにあえて「何もしないブロック」を入れる
  • 週1日はノールールDAYにする
  • 予定が多すぎる日は、あえて1つ減らす

「まだ余裕があるくらい」で止めておく感覚が、長く続けるうえでは大事。


ミニワーク:自分の「理想の1日」を書いてみる

  1. 理想の1日のタイムラインを書く
  2. 今の1日のタイムラインを書く
  3. 「すぐに1つだけ変えられそうなポイント」を丸で囲む
  4. 明日からは、その1つだけ試してみる

いきなり全部を理想に寄せようとせず、「1ミリずつ調整していく」くらいがちょうどいい。


僕の感覚

FIRE後の“成功度”は、資産額だけでなく、
「1日の手触り」で決まる。

朝起きたときに「だいたいの型」があって、
その中で季節や気分に合わせて中身を変えていく。
何もしない日も「そういう日」として許せる。


まとめ

  • FIRE後の1日は、設計次第でかなり変わる
  • 時間ブロック+コア習慣3つがシンプルで強い
  • 曜日ごとのテーマで1週間にリズムをつける
  • だらけ防止のゆるいルールと、「何もしない日」の両方が必要
  • 理想の1日と現実を比べて、「1つだけ」変えるところからで十分

次回は、「FIREと健康(運動・睡眠・メンタルケア)」をテーマに、
長くFIREを続けるための“からだとこころの整え方”について整理する予定。

本棚
30代子持ち。夫婦でメーカー勤務。転職1回。FIREしたい。アイコンはタワシさん(https://x.com/tawashi3333)に描いていただきました。
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