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71.FIRE後のお金管理はもっとシンプルでいい──取り崩し・年間プラン・“管理疲れ”を減らす仕組み

前回の記事では、

FIRE計画が想定外にズレたときの「非常口設計」

について整理した。

ここまでくると、もっと日常的な疑問が出てくる。

FIREしたあと、お金ってどう管理すればいい?
毎月どれくらい取り崩せばいい?
管理が細かすぎて疲れそう…

FIRE後の暮らしが「お金を管理するための人生」になってしまうと、本末転倒だ。


目次

結論:完璧な家計簿より、「ざっくりルール+年数回の点検」で十分

毎日チェックしなくていい。
1円単位で管理しなくていい。
「この枠で生きていけているか?」が分かればOK。

大事なのは、お金の不安が日常を侵食しない仕組みを作ること。


FIRE後のお金管理で起きがちな「あるある」

  • 管理しすぎて疲れる(毎日資産チェック・細かすぎる家計簿)
  • 逆にほぼ見ないで、不安だけ増える
  • ルールが細かすぎて続かない

ポイントは、細かさより「続けられるかどうか」


基本方針:お金の流れを「年 → 月 → 日」に分ける

  • 年:今年はどのくらいまで使ってよしとするか
  • 月:毎月いくらまでならOKか
  • 日々:このペースならだいたい大丈夫か、という体感

設計は「年と月」で。
調整は「日々の暮らし」で行うイメージ。


① 年間レベルの設計

✔ 年間生活費の予算を決める

  • 基本生活費
  • 楽しみ(旅行・趣味・外食)
  • 特別費(家電・冠婚葬祭・医療など)

合計して「今年は◯◯万円までならOK」という上限ラインを決める。

✔ 取り崩し予定額をざっくり決める

  • 年間生活費 − 入ってくるお金(副業・配当など)

その差額が「取り崩し予定額」。
取り崩し率が、自分のFIRE設計の範囲内かを確認する。


② 月次レベルの仕組み:「自分で自分に給料を出す」

✔ 口座に役割を持たせる

  • 運用口座(投資・取り崩しの元)
  • 生活費口座(毎月の支出用)
  • 特別費口座(旅行・家電・教育など)

✔ 毎月「給料日」を作る

毎月◯日に、運用口座から生活費口座へ一定額を移す。
その範囲で1か月を暮らす。

✔ 家計簿は3分類で十分

  • 基礎生活費
  • 楽しみ
  • その他・特別

このくらいのざっくり管理で、「バランスが崩れていないか」が分かればOK。


③ 取り崩しの実務ルール

✔ 売るタイミングを決める

年1回 or 半年に1回、まとめて「数か月〜1年分」の生活費+特別費を現金化しておく。

✔ 暴落時に“まとめ売り”しない仕組み

  • 現金クッションを数年分持っておく
  • 債券など値動きの小さい資産を一定割合持つ
  • 株価が大きく下がっている間は、現金+債券から優先して生活費を出す

④ 「管理疲れ」を防ぐ工夫

1. 資産を見る頻度を決める

日々は生活費口座だけ軽く確認。
総資産は月1回 or 四半期1回で十分。

2. 指標を絞る

  • 総資産額
  • 年間生活費の何年分あるか

3. 年1回、家族とマネー会議

資産のおおまかな状況と、今年・来年の使い方を一緒に話す。


僕の感覚

FIRE後のお金管理は、「細かさ」より「負担の軽さ」。

完璧な家計簿より、ざっくり続く仕組み。
一喜一憂より、「年単位で見てだいたいOK」ならOK。

毎日をちゃんと味わうために、
お金の仕組みをシンプルに整える。


まとめ

  • FIRE後のお金管理はシンプルでいい
  • 年単位で予算ラインを決める
  • 月単位で「自分に給料を出す」仕組みを作る
  • 取り崩しは年1〜2回のまとめ現金化でも十分
  • 管理疲れを防ぐには、頻度と指標を絞る

次回は、「FIRE後の“支出の増加”とどう付き合うか」をテーマに、
時間が増えることで増えやすい支出と、そのコントロール方法を整理する予定。

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30代子持ち。夫婦でメーカー勤務。転職1回。FIREしたい。アイコンはタワシさん(https://x.com/tawashi3333)に描いていただきました。
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