MENU

98.FIRE計画の“振り返り日記”のつけ方──3行で続く「お金・時間・心」ログのススメ

前回の記事では、

FIRE計画を「自分の物語」として書き出し、
数字とストーリーをつなげるとブレにくくなる

という話をした。

物語を書いたことで、
「どんな人生を生きたいか」は見えてきた人も多いと思う。

ここから先、じわじわ効いてくるのが、

ちゃんと進めているのか?
最近、FIREから遠ざかっていないか?

という「振り返り」の視点だ。

ただ、

  • 家計簿は続かない
  • 日記も三日坊主
  • 毎日のログなんてとてもムリ

という人も多いはず。

この記事では、1日3行で続けられるFIRE振り返り日記として、
「お金・時間・心」のログのつけ方と、続けるコツを整理する。


目次

結論:FIREの振り返りは「3行でいいから続ける」が正解

お金:今日はどんなお金の動きがあったか
時間:今日は何に時間を使ったか
心:今日はどんな気分だったか

この3つを一言ずつメモしておくだけで、

  • 「ちゃんと進んでいる」実感が持てる
  • ズレ始めたときに早めに気づける
  • モチベーションの波に振り回されにくくなる

なぜ「振り返り日記」がFIREに効くのか?

① 「進んでいるのか?」が感覚だけにならない

FIREはどうしても長期戦。日々の変化は小さいので、

なんか全然進んでいない気がする…

と感じやすい。

でも、

  • 先月より現金クッションが少し増えていた
  • 仕事時間を少し減らせていた
  • 気分ログが以前より安定してきた

という記録があるだけで、「ちゃんと進んでいる」と確認できる。

② 「どこからズレたか」が見える

FIREを続けていると、ほぼ確実に「崩れやすい時期」が来る。

  • 急に支出が増えた
  • 投資方針がブレ始めた
  • 仕事や人間関係のストレスが爆増した

このとき、

  • いつからズレ始めたのか
  • お金・時間・心のどこから崩れたのか

が分かると、立て直しが早い。

3行ログを見返すことで、

この時期から残業が増えて、その後に支出も増えているな…

といった“因果のヒント”が見えやすくなる。

③ 気分だけに振り回されなくなる

「今日は不安」「今日はやる気ゼロ」といった気分の波は避けられない。
しかし記録を見返すと、

  • 「不安」と書いた日でも、資産はちゃんと増えていた
  • 「やる気ゼロ」と書いた週でも、家計は守れていた

という事実が見える。

気分はブレてOK。
でも行動と積み重ねはちゃんとしていた。

と確認できると、感情に飲み込まれにくくなる。


1日3行でOKな「FIRE振り返り日記」テンプレ

ノートでもメモアプリでもいいので、1日3行だけ書いてみる。

行1:お金ログ(Money)

今日、お金はどう動いた?

書き方の例:

  • 「食費1,200円+カフェ400円。特別な出費なし」
  • 「楽天VTIに1万円積み立て」
  • 「子どもの靴+習い事で8,000円。イベント支出」
  • 「残業代が入った。特に増やさず通常どおり積立」

ポイント:

  • 正確な家計簿じゃなくていい
  • 大きな支出・積立が分かればOK
  • 支出ゼロの日は「特に支出なし」と書くだけでもOK

行2:時間ログ(Time)

今日、時間はどこに流れた?

書き方の例:

  • 「仕事10h。帰宅後は子どもと30分遊び、あとは家事」
  • 「午前テレワーク、午後有休。2h本を読めた」
  • 「休日。家族で公園2h+ショッピング。自分時間はほぼなし」

ポイント:

  • ざっくりでOK(◯時間きっちりでなくてよい)
  • 仕事/家族/自分のどこに時間を使ったかが分かれば十分
  • 「何もできなかった日」も「疲れて寝ていた」と正直に書く

行3:心ログ(Mind)

今日の気分・心の状態は?

書き方の例:

  • 「満足度:7/10。不安:2/10。子どもとゆっくり過ごせてよかった」
  • 「満足度:3/10。不安:7/10。仕事でトラブル続き。投資どころじゃない」
  • 「満足度:6/10。FIREのことを少し勉強できて、先が楽しみになってきた」

ポイント:

  • 数字+一言のセットが続けやすい
  • 理由を短くでも書いておくと、後で見返しやすい
  • ネガティブでもOK。むしろ遠慮なく書いた方が価値がある

続けるコツ:毎日じゃなくていい

① 「毎日書く」を目標にしない

FIREは長期戦。ログも「長く続くこと」が一番の価値だ。
毎日書いて3日で挫折するより、週3〜4日を1年続けた方が圧倒的に意味がある。

おすすめのゆるさ:

  • 平日は「書ける日だけ」でOK
  • 週末に、その週のどこか1日分だけまとめて書くのもアリ

② 書く場所を固定する

ノートなら「この1冊だけ」、スマホなら「このメモページだけ」と決めておくと迷わない。
書くツールや場所で悩み始めると、たいてい続かなくなる。

③ 「書けなかった日」を責めない

空白の日があってもOK。むしろ、

  • 何も書いていない時期が続いている
  • その前後のログに「仕事が激務」「体調不良」と書いてある

というパターンが分かれば、それだけで十分意味がある。

書けていない自分を責めるのではなく、
書けない時期がどんな状態かを把握する材料にする。


月1・3か月に一度の「ゆるい振り返り」

月に1回だけやること(10〜15分)

  • お金ログ:支出が多かった週と、そのときの心ログをセットで見る
  • 時間ログ:仕事が詰まりすぎていた週と、家族・自分時間の減り方を見る
  • 心ログ:満足度が高かった日の共通点、不安が重かった日の共通点を見る

それを眺めながら、

  • 「このパターンは減らしたい」
  • 「このパターンはもっと増やしたい」

を1つずつ決めるだけで十分だ。

3か月に1回やること(20〜30分)

過去3か月分のログをざっと見返しながら、自分にこう問う。

3か月前の自分より、「お金・時間・心」のどれか1つでも少しマシになっているか?

  • なっていれば:そのパターンを「うちの勝ちパターン」として意識的に増やす
  • なっていなければ:全部変えようとせず、「1つだけ変えたいこと」を決める

家族と共有するなら、どこまで見せるか?

FIREは家族プロジェクトになりやすいので、ログを少し共有するのもアリだ。

共有の例

  • 心ログは個人用にして、お金ログと時間ログだけ共有する
  • 月1回、「今月はここが大変で、ここがよかったね」と話すネタにする
  • 将来、子どもが大きくなったら、一部だけ見せて「こうやって家計と人生を考えていた」と伝える

大事なのは、

ログを「監視ツール」にしないこと。

責める材料ではなく、
「どうしたら、うちの物語がもっと良くなるか?」を一緒に考える材料として使う。


僕の感覚

FIREそのものよりも、FIRE過程の「ログの残り方」が、人生の厚みを決める。

資産がいくら増えたか、だけでなく、

  • どんな時期に、何を大事にしていたか
  • どんなタイミングで、働き方や住む場所を変えたか
  • どんな悩みを抱えながら、それでも進んでいたか

こうした記録が残っていると、FIREは「ただのゴール」ではなく、

自分と家族の物語としてのプロジェクト

になっていく。


まとめ

  • FIREは長期戦なので、「3行でいいから続くログ」が強い
  • 1日3行テンプレ:お金ログ・時間ログ・心ログ
  • 毎日じゃなくていい。週3〜4日や週末だけでも十分意味がある
  • 月1・3か月ごとのゆるい振り返りで、「ズレ」と「調子のいいパターン」が見える
  • 家族共有するなら、責める材料ではなく「うちの物語を良くする相談材料」として使う

次回は、「FIRE計画に“遊び枠”を入れる」をテーマに、
ムダに見える支出や時間が、むしろ長期戦の燃料になるという視点を整理していく予定。

本棚
30代子持ち。夫婦でメーカー勤務。転職1回。FIREしたい。アイコンはタワシさん(https://x.com/tawashi3333)に描いていただきました。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次