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99.FIRE計画に“遊び枠”を入れる──ムダに見える支出・時間が、実はFIREを支える燃料になる

前回の記事では、FIREの進捗を確認できる3行ログについて整理した。

ここまで計画や振り返りを整えていくと、多くの人がこう感じ始める。

「FIREに向けて頑張ってるけど……ちょっと疲れてきたかも」

節約も投資も仕事も家族も、全部ちゃんとやろうとすると、
どうしても「楽しさ」や「遊び」が削られがちになる。

そしてある日、我慢が積み重なって突然プチ挫折──。
これは、FIREに真面目に取り組んでいる人ほど起きやすい。

そこで今回は、

  • FIRE計画に「遊び枠」は必要なのか?
  • ムダに見える支出・時間が実は超重要な理由
  • 現実的にどう設計すればいいか?

目次

結論:FIREは「頑張るゲーム」ではなく「続けるゲーム」

“あえて”遊び・ムダ・余白を計画に入れておく方が、むしろ合理的。

理由は3つ。

  • 我慢だけの計画は、ほぼ確実に折れる
  • 「楽しいこと」は、モチベーションと精神安定剤
  • 人生の満足度は「いくら削ったか」ではなく「どう使ったか」で決まる

なぜ「遊び枠」が必要なのか?

① 我慢ベースの節約は、いつか崩れる

外食を減らし、趣味を削り、旅行を我慢する。
最初は勢いで頑張れても、FIREは10年以上に及ぶ“長期戦”。
ずっと我慢し続けるのは現実的ではない。

その結果、

  • どこかで爆発
  • 反動で散財
  • 「もういいや」と計画ごと崩れる

という最悪パターンになりやすい。

② 「楽しいこと」が計画を支える燃料になる

人は「正しいから」だけでは行動を続けられない。
今日・今月・今年のどこかに「楽しみ」がないと、どうしても心が追いつかない。

  • ちょっといいご飯
  • 趣味への課金
  • 家族の思い出予算

こうしたものは、

計画を削る“敵”ではなく、
計画を「続けさせる味方」。

③ 満足度は「お金」ではなく「使い方」で決まる

FIREでは「いくら貯めるか」が主役になりがち。
しかし実際に人生の満足度を左右するのは、

  • 何を楽しんだか
  • 誰と時間を過ごしたか
  • どんな経験を積んだか

という部分。

ここがスカスカのままFIREしても、
自由になってから後悔する可能性が高い。


現実的にどう作る?「遊び枠」の決め方

① まずは「許可する」

遊んでいい。
楽しんでいい。
お金を使っていい。

まずはこれを、自分に許可するところから。

罪悪感ベースの節約は、

  • 使う → 罪悪感
  • また削る → ストレス
  • 反動 → また罪悪感

という悪循環に入りやすい。

② ルールは「ゆるく・固定で」

おすすめはこれくらい。

  • 月の中に「遊び費」を明確に用意
  • 無理のない金額でOK
  • 使い切ってもOK
  • 余ってもOK(翌月持ち越しも楽しい)

例えば:

  • 月1万円の「人生楽しむ枠」
  • 家族で月1回「好きなだけ楽しむ日」
  • 年1回は“贅沢していい旅行”

大事なのは、

「堂々と楽しめる“公式の枠”があること」。

③ “浪費”ではなく“人生投資寄りの遊び”を増やす

遊びにも種類がある。

  • 経験
  • 思い出
  • 家族との時間
  • 自分の世界が広がること

こうしたものは、遊びでありつつ、ほぼ“人生投資”。
「お金」だけでなく「人生の厚み」を増やす使い方を少しずつ増やしていけばいい。


FIRE計画に入れておくと強い「3つの遊び枠」

① 日常の“ちょい楽しみ枠”

  • 月1の外食
  • 趣味のための小さな出費
  • カフェ・本・ゲーム

日常の中の小さな楽しみは、心の回復力を確実に上げる。

② 年単位の“イベント枠”

  • 旅行
  • 家族イベント
  • 自分だけのご褒美イベント

「今年のハイライトはこれ」

と言える何かがあると、1年が前向きになる。

③ 未来の“夢枠”

  • FIRE後にやりたいこと
  • 今から少しずつお金・経験を貯める
  • 書き出しておく

これは、

未来に希望を持ったまま走るための装置。


僕の感覚

FIRE計画が“息苦しくなった瞬間”、その計画はもう半分崩れている。

お金・家計・投資・シミュレーションはもちろん大事。
でも、

  • 楽しむこと
  • 余白を残すこと
  • 心が軽くなること

ここが欠けたまま走り続けるのは、どこかで無理がくる。

FIREは「人生を軽くするためのもの」であって、
「人生を縛る鎖」じゃない。

だから、ちゃんと遊んで、ちゃんと笑って、ちゃんと楽しんで進んでいけばいい。


まとめ

  • FIREは「頑張るゲーム」ではなく「続けるゲーム」
  • 我慢だけの節約は、いつか崩れる
  • 楽しいことは“敵”ではなく、“続ける燃料”
  • 月の「遊び枠」、年の「イベント枠」、未来の「夢枠」を計画に入れると強い
  • 罪悪感ではなく、「計画の一部として堂々と楽しむ」

次回はシリーズ最終回、
「FIREは“ゴール”じゃなく“選択肢が増えるプロジェクト”──100回通して見えてきた本質」をテーマにまとめていく予定。

本棚
30代子持ち。夫婦でメーカー勤務。転職1回。FIREしたい。アイコンはタワシさん(https://x.com/tawashi3333)に描いていただきました。
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