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10.FIREに向けたポートフォリオの作り方|株式・債券・現金のバランスをどう決める?

前回の記事では、

FIRE後は「守りの資産(債券・現金)」が重要

という話をした。

そうなると、次の疑問はほぼこれだと思う。

結局、株式・債券・現金って、
どのくらいの割合にすればいいの?

ネットを見ると、

  • 株式90%!攻めろ派
  • 60:40が最適!伝統派
  • 現金最強!慎重派

……みたいに、いろんな意見が飛び交っていて、正直カオスだ。

この記事では、

  • FIREポートフォリオを考えるうえでの前提
  • 具体的な資産配分イメージ
  • 失敗しないために大事な視点

を、できるだけシンプルに整理してみる。


目次

結論:正解は1つじゃない。でも「軸」はある

いきなり結論から。

FIREのポートフォリオに「絶対的な正解」はない。
でも、考えるための“軸”ははっきり存在する。

その軸は、主にこの3つだ。

  • ① 生活費に対する余裕度
  • ② どれくらいの値動きまで耐えられるか(メンタル)
  • ③ FIRE前なのか、FIRE後なのか(フェーズ)

この3つを押さえておくと、
「他人のポートフォリオ」をそのまま真似して迷子になるリスクが減る。


大前提:FIREは「増やすフェーズ」と「守るフェーズ」で違う

まず、ここが超重要なポイント。

FIRE前(増やすフェーズ)

  • 本業などの収入がある
  • 毎月、投資に回せるお金がある
  • 時間が味方してくれる

このフェーズでは、
下落があっても「積み立て続けられる」前提があるので、

株式多めのポートフォリオが合理的になりやすい。

FIRE後(守るフェーズ)

  • 収入がない、もしくは限定的
  • 資産からの取り崩しで生活する
  • 暴落が「生活」に直結しやすい

このフェーズで株式100%だと、

暴落 = 生活の不安 = メンタルが折れるリスク

が高くなる。
だからこそ、

「守りの資産(債券・現金)」の比率を上げることが大切。


代表的なポートフォリオ例(あくまで目安)

ここからは、あくまで「目安」としてのイメージ。
これが正解、という話ではなく、考えるときのスタートラインくらいの感覚で見てほしい。

① 攻め寄り(FIRE前〜若い人向け)

株式:80〜90%
債券:10〜20%
現金:生活費+α
  
  • 資産成長を優先したい人
  • 収入からの追加投資が継続できる人
  • 下落しても「まあ、買い場だよね」と思える人

「時間」と「収入」がしっかりあるうちは、
多少値動きが荒くてもリカバリーしやすい。


② バランス型(FIRE直前〜早期FIRE狙い)

株式:60〜70%
債券:20〜30%
現金:生活費1〜3年分
  
  • 増やしたいけれど、暴落のダメージも抑えたい
  • FIRE時期が見えてきた人
  • 「もう大勝ちは狙わない」感覚にシフトしつつある人

株式の成長力を残しつつ、
債券と現金で「クッション」を用意するイメージ。


③ 安定寄り(FIRE後・生活基盤重視)

株式:40〜60%
債券:30〜50%
現金:生活費2〜5年分
  
  • 生活基盤の安定を最優先にしたい
  • 「暴落しても生活リズムを変えたくない」人
  • 取り崩しがメインになっている人

暴落が来ても、

「まあ、この現金と債券があれば数年は普通に暮らせる」

と言えるだけの守りを用意しておく。
「勝つ」より「生き延びる」ことを優先するフェーズだ。


よくある勘違い

「一生同じ配分でいい?」

→ いいえ。
フェーズに応じて配分を変えていくのが普通だと思う。

20代の攻め配分のまま、
FIRE後も突っ走る必要はまったくない。


「債券は儲からないからいらない?」

→ 債券は「儲けるため」ではなく、

ポートフォリオ全体を安定させるためのパーツ。

と思っておいた方がしっくりくる。

値動きの荒い株式の横に、
「ブレーキ役」として置いておくイメージだ。


「現金多すぎは損?」

→ 損、とは言い切れない。

現金はインフレには弱いけれど、
同時に、

「安心して生活できる」ためのコスト

でもある。

暴落が来たときに、
「現金があるから数年は大丈夫」と言えるだけで、
メンタルの安定度はかなり変わる。


僕の感覚

僕自身の感覚では、

最大リターンを狙うより、
ちゃんと続くバランスを作る方が、結果的に強い。

ポートフォリオは、

「相場に勝ちに行くための武器」ではなく、
人生を安心して進めるためのライフジャケット。

そんなイメージで捉えておくと、
極端な攻め・極端な守りに振り回されにくくなる。


まとめ

  • FIREのポートフォリオに「絶対解」はない
  • ただし、考えるための「軸」ははっきりある
  • FIRE前とFIRE後では、適切な配分は変わる
  • 最大リターンより「続けられる」が正義

次回は、「年齢・ライフステージによってFIRE戦略はどう変わるか?」について、
20代・30代・40代それぞれの現実的な進め方を整理していく予定。

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30代子持ち。夫婦でメーカー勤務。転職1回。FIREしたい。アイコンはタワシさん(https://x.com/tawashi3333)に描いていただきました。
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