ゆるミニマリスト。
それは、ミニマリストのエッセンスだけ使って、ゆる~くシンプルな生活をする人のことです。
シンプルでおしゃれだけど、肩ひじ張らない。
ミニマリスト的な生活には憧れるけど実際にはそんな極端な生活は無理!って方にちょうどいい生き方です。
実は僕は、大学生のころにミニマリストに憧れすぎて、過激なミニマリズムに走ったことがあります。
その時の失敗談は別記事で書きたいと思いますが、極端にミニマリズムに傾倒したことで悪い点も見えてきました。
結局無理なミニマリズムは長続きせず、考えを改めることを決意します。
今回はそんな僕が、ゆるミニマリストを目指すにいたった経緯と、目指すべきゆるミニマリストの姿を考えます。
・捨てることにこだわりすぎている人
・なんのためにミニマリストをやっているのか、わからなくなっちゃった人
に参考になればいいなと思います。
僕がミニマリスト生活に失敗した理由
自己目的化した「捨てる」という作業
結論から言いましょう。
理由は、「モノを捨てること」が自己目的化してきたからです。
大学生の時、ミニマリズム原理主義者の道のりを歩み始めた僕は、家具、本、服、書類、食器など、とにかくモノを捨てることに執着していました。
あらゆるモノを捨て尽くすと、やがてやり場のない感情にさいなまれます。
「もっと何かを捨てたい」
「何か捨てていないと落ち着かない」
その結果、バイト先や就職した先の職場の書類などにも手を付けだしてしまう始末でした。
もう異常ですね。
僕のミニマリスト失敗談はこちらの記事にも書いています。
ミニマリズムをやりすぎた結果おちいった、ミニマリスト生活の罠 – ハイハイファイブ
この時、僕は「モノを捨てること」自体が目的となっていました。
捨てた先にどういう状態になればいいのか、イメージを持っていなかったのです。
捨てること自体が目的なので、捨てるものがなくなるとイライラするし、捨てるべきでないものまで捨ててしまったりしてしまいました。
失敗から得た教訓
教訓:目的なきミニマリズムは身を滅ぼす
ミニマリズム原理主義に染まった僕は明らかにおかしな方向にいっていました。
目的を失った暴走。
ワンピースのマリンフォードの戦いの時に、目的を果たしても止まらない海軍の姿が描かれましたが、まさにあの状態です。
しかし、がらんとした部屋でやることもなく、ふと我に返った時、
「俺ってこんな風に暮らしたいんだっけ?」
と疑問が沸き上がりました。
そこで自分の目的を見つめなおすことにしました。
なりたい姿
ミニマリスト的生活の先に何を求めるのか。
結局ミニマリストになるのは、その先にある理想の生活を達成する手段だということに気づきました。
そこで僕は次の3点を欲していると考えます。
①モノが減って、気持ちのいい部屋に住みたい
②シンプルでおしゃれな生活がしたい
③色々な「コト」に煩わせられず、自由に暮らしたい
①モノが減って、気持ちのいい部屋に住みたい
そもそものミニマリズムにハマったきっかけです。
モノが減るほどに気持ちよかったです。
しかし、生活に必要なもの、便利なものまで手放してしまい、「手間」と「面倒」が増えて、結果的に逆効果になっていました。
②シンプルでおしゃれな生活がしたい
思えば、おしゃれな生活とはなにかはき違えていました。
シンプルでおしゃれな生活って、決して、いつも同じ黒のセーターとジーパンで過ごすことでも、部屋の中で寝袋で過ごすことでも無いはずなのです。
(そういうスタイルが好きな人を否定する意図はありません。)
③色々な「コト」に煩わせられず、自由に暮らしたい
こちらも、自由な生活とは何か、はき違えていました。
決して、外部の刺激を受けないように家でじっとしていることでも、面倒な友人にあえてキツイことを言って遠ざけることでもないはずです。
『ゆるミニマリスト』という解決策
ミニマリストという手法への欠点が見えてました。
また、なりたい姿が明らかになったので、それを解決する策を考えました。
それが『ゆるミニマリスト』。
『ゆるミニマリスト』ってなに?
ゆる~くミニマリストをやること。
ミニマル度でいうと、
一般人 < きれい好き < ゆるミニマリスト < ミニマリスト
という具合。
ミニマリストほどガチガチにこだわりはしないけど、
「モノ少なくてきれいだね~」との言葉を切望する程度には自負のある立ち位置です。
元祖は阪口さんという方っぽいです。
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僕の『ゆるミニマリスト』5つのルール
痛い目を見た僕が立てたルールが次の5つ
・モノを減らしたシンプルな生活をする
・でも「モノ=悪」だとは考えない
・買い物のルールは「買いたい理由が値段なら買わない。迷っている理由が値段なら買う。」
・他人を巻き込まない
・自分の生活や心を豊かにできることはやる
自分にも周りにも負担をかけないように心がけつつも、自分の満足度を最大化できるように考えてみました。
『ゆるミニマリスト』をやってみて
結論としては、ゆるミニマリスト最高です。
気持ちとしては、何かを捨てたい捨てたいという切迫感がなくなりました。
しかし、モノを減らす喜びを知っているので、定期的に断捨離タイムを設けて、心と家の大掃除をやっています。
モノをあまり買わないのでお金があまり出ていかなくなるし、
部屋が広くなるからどこでも寝れるし本が読めるし、
掃除が楽なのですぐに取り掛かれるし、
物はなくさないしで、
家では完全にストレスフリーです。
また別記事で、ゆるミニマリストのいい点について書きたいと思います。
是非生活の一部にミニマリズムをゆる~く取り入れてみてくださいね。
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