なんとも頭の悪そうなタイトルで始まったが、タイトルの通り、頭の悪い記事である。
僕はお金が好きだ。みんなそうだと思うが、とりわけ好きだ。
いつもいつも、「3億円当たったらどうしようかな」とか、「金持ちの(知らない)おじいさんに見初められて1億円相続したらどうしよう」とか考えている。
風呂に入っているときとか、寝る前とか、気づいたらそういうことを考えている。
ちなみに宝くじは買ったこともないのだけど。
お金に関する妄想が好きすぎて、よく妻にもそんな妄想を話すのだが、あまりに非現実的すぎて呆れられていてまともに聞いてもらえない。
かと言って、友人や職場の人とお金の話ばっかりするのは気が引けるし、良くないだろう。
そこで、これでもかというくらい、脳内お花畑な妄想を記事にしてみた。
あらゆる仮定がハッピーストーリーをもとに作られており、何の根拠もない。
ただただ、こうなったらいいなという妄想を書き連ねるだけなので、分析もクソもない。分析できる力もない。その点だけ注意願いたい。
重ねて言うが、信用ならない記事である。
出口戦略などと大層なネーミングにしているが、投資である以上どのタイミングで利確するかということは重要だ。
ちなみに利確とは、買った株や仮想通貨などを再度現金に交換して、利益を確定させることである。
例えば、100円で買った株が200円に値上がりした時に利確すれば100円の利益が確定する、といった具合だ。
この記事では、いつどのように利確して、その利益をどう使っていくかについて妄想を膨らませていく。
何を達成したいのか
まずどのタイミングで利確するかを考えるうえで、仮想通貨の投資で何を達成したいか、ということをはっきりさせておきたい。
・億り人(おくりびと)になってみたい
億り人とは、保有する金融資産が1億円を超える人のことである。2017年の仮想通貨バブルの時には、たくさんの億り人が出たことで有名になった。
普通のサラリーマンが億を超えるお金を手にすることは、まぎれもなく夢である。
野村総研が出している、「2017年の純金融資産保有額別世帯数と資産規模についての推計」によると、2017年時点で資産1億円以上の富裕層・超富裕層世帯は127万世帯だそうだ。日本の全世帯の2%である。
富裕層、億り人。どちらも甘美な響きである。なんとかその領域に足を踏み入れてみたい。
労働による収入だけで1億円貯めようとしたら、40年働いたとして、毎年手取りのうちから250万円貯めないといけない。しかし、今の収入では悲しいかな、望むべくもない。
積立NISAとかロボアドバイザーとかもやっているが、億り人を目指すとなるとやはり仮想通貨の爆上げに期待せざるを得ない。
・奨学金を早く返したい。
僕は社会問題にもなっている奨学金返済者だ。
だいぶ減ってきたものの、まだ500万円の未返済分を抱えている。普通に返済していたら、あと15年間、44歳まで毎月3万近く返し続ける必要がある。
これがなかなかに負担であり、金銭的にも精神的にも余裕が出てこない原因になっている。
しかも複数の奨学金を借りているせいで口座の残高管理も面倒だし、他のローンの申請も不利になるし、良いことがない。
これを完済して、身ぎれいにしたいところだ。
・マンション等の購入資金にしたい。
いずれは東京近辺に家でも買いたいと思っているが、妻と一緒に物件を見ていても良いと思えるのは軒並み5,000万円を超える物件だ。
正直なところ、都心の魅力的で強く惹かれる物件は7,000万円を超えてくる。
とてもじゃないが、頭金すら用立てできないくらいの額だ。
まだ家族構成や働き方が今後どうなっていくかわからないため、家の購入を本気で考えるのは先になるだろうが、きたる時のために用意しておきたい。
ローン返済のために、無理やり嫌な仕事を続けなければいけない、という状況をできれば脱したいと思っている。
・レーシック、脱毛、歯をセラミックに替える、腰痛対策の整体など自分にお金を使いたい
やれば満足するとわかっているようなこともお金がなくて踏み切れていなかった。
今後の眼鏡・コンタクト代を考えると、レーシックは十分ペイできると思うし、起きた瞬間からはっきり見える生活は久しぶりに経験したい。両目で30万円くらい。
ひげはもちろん、ふとももの毛やすねの毛を薄くしたい。今はカミソリで刈っていて、数日すると黒々と生えてきて気持ち悪いことこのうえない。足の毛がなくなると世界が変わると思う。ひげ、足、腕で80万円くらい。
銀歯が多いこともすごく気になっている。詰め物や被せ物を銀歯からセラミックに替えれたら口元に自身が出る気がする。150万円くらいかかりそう。
腰痛対策の整体はできれば月2回くらいは通いたいと思っている。年間20万円くらい。
・両親、義両親へ恩返ししたい。
両親・義両親には還元をしていきたい。
でももし爆益が出たとしても、妻以外には言わないと思うので、自然な範囲でできるだけ、って感じになりそう。
あと、甥っ子姪っ子にお年玉はずんで好かれたい。
3つの出口戦略
ここまでで何を達成したいかまとめてきた。
贅沢な生活をしたいというより、不快なことや、不安なことを解消したい気持ちが強いことがわかった。
やりたいことを整理したところで、仮想通貨が爆上げした時の具体的な戦略を考えていきたい。
戦略1:まず借金(奨学金)を完済する。
500万円の借金は精神的にキツイ。これを完済することが最優先事項だと思う。
かと言って、このために保有しているすべての仮想通貨を売ってしまっては先が無いので、どの程度の割合を利確するか、後ほど考える。
戦略2:億り人になれるまでひたすら待つ。
戦略と言えるのかわからないが、ひたすらに、待つ。
ちなみに現在の僕の保有資産で億り人になるためには、2020年8月8日現在の価格から100倍になればよい。
僕はポジティブなので、2017年の狂乱相場が今から5年以内にもう一度来ると思っているし、そうなれば100倍もあながち夢ではないと思っている。
それまで勇気をもって持ち続けられるかが勝負。
戦略3:億り人になったら段階的に半分利確、半分は保有し続けて更なる値上がりに備える。
価格の変動リスクを考えて、複数回に分けて半分利確する。
いくら含み益があっても利確しないとただの数字である。億を超えた数字を眺めておくのは楽しいだろうが、勇気をもって利確する。
ただ、残りの半分の仮想通貨は保有し続ける。それ以降の値上がりに備える意味と、資産の分散の意味を持たせる。
ちなみに僕は日本円の価値が下がるのはそう遠くない未来だと思っている。素人意見だが、日本の国力はおそらく下がる一方だろうし政治も機能していない。
隣には軍事的に勢力を拡大している国があり、今の日本の国としての価値を保てるとは到底思えない。その点は僕はかなり悲観的だ。
しかし、日本円の価値が暴落するとしたら、円ではなく仮想通貨や株や外貨でバランスよく資産を保有していることが大きな強みになると思う。
利確のための価格設定
いよいよ最終段階、3つの戦略を実行する価格設定を考える。
現在の保有通貨と税制前提
今の僕の保有通貨と数量はざっくり次の通り。日本円換算は2020年8月8日現在。
BTC(ビットコイン) 0.1BTC=約12万円 (1BTC=約120万円)
XRP(リップル) 30,000XRP=約90万円 (1XRP=約30円)
あとネムとかイーサリアムとか細々あるけど、誤差レベルなので割愛。
話を簡単にするために、BTCもXRPも同じ倍率で値上がりすることとする。
また、利確した際には確定申告して納税する必要がある。
現状はこの税制に大きく問題があり、給与所得などの所得金額の合計額に課税される総合課税であり、これは累進課税のため利益が大きいほど課税額も大きくなってしまう。
この点については、今まさに話が動いているところであり、先日、暗号資産取引の業界団体が税制改正要望を出している。
この内容の通り、FXなどと同じく、分離課税かつ一律20%の課税となれば、特に高額の利益が出た場合の課税額が大きく変わってくる。
僕が億り人になるには少なくとも数年はかかるだろうから、それまでに税制が整っているという楽観的な予測のもと、税率一律20%で計算したいと思う。
戦略1のための価格設定:30倍(2020/8/8比)
まず、戦略1:の借金500万円を完済するためには、
500万円 / 80% = 625万円
の利確が必要である。(差し引き125万円分は税金用)
かと言ってあまり多くの仮想通貨を換金してしまっては億り人への道が遠くなってしまうので、最大5分の1程度の割合に留めておきたい。
つまり、
BTC(ビットコイン) 0.02BTC=約60万円 (1BTC=3000万円)
XRP(リップル) 6,000XRP=約570万円 (1XRP=950円)
となる。2020年8月8日現在から30倍時点である。
これで借金はチャラになり、僕はすっきりとした人生を歩み始めるのだ。
戦略2,3のための価格設定:104倍(2020/8/8比)
続いて戦略2:の億り人計画だ。
こちらは、残る5分の4の通貨合計で1億円相当になればよい。
BTC(ビットコイン) 0.08BTC=約1,000万円 (1BTC=1億2,500万円)
XRP(リップル) 24,000XRP=約9,000万円 (1XRP=3,750円)
これは2020年8月8日現在から104倍時点である。
この時点で僕は富裕層の仲間入りである。その頃には世界中でビットコイン長者とでもういう人たちで溢れかえっているだろうけど。
最後に戦略3:の資産半分の現金化だ。
約5,000万円分を利確、現金化し、内1,000万円は税金用とする。
残る4,000万円が自由につかえるお金となる。
家族計画を踏まえたうえで決めることになるが、気に入ったマンションや一軒家があれば、頭金を3,000万円ほど払い込めるだろう。かなりローンの負担は減らせると思う。
そして残る1,000万円は自分の家庭や自分の体のために使ったり、旅行したり、手元に現金として置いておく。これはかなりの精神安定剤になるはずだ。
爆益のことは親兄弟にも伏せておくが、多少還元していく。
急に羽振りが良くなったと人に勘繰られたらよくないので、過剰な贅沢はしない。
もちろん仕事はしっかり続ける。あくまで、ボーナスと考える。
最後に:実際にこんなうまいこといくの?
いくわけないと思っている。わかってる。
でも、宝くじも買わなきゃ当たらない。
しかも、ただの運要素しかない宝くじに比べたら、技術の発展やグローバル化によって需要が高まる可能性が高い仮想通貨であればよっぽど有望ではないか。
値段は置いておくにしても、買った通貨自体はなくなることもない。
答え合わせは10年後だろうか、20年後だろうか。
地道に働き、貯金、投信への積立投資を進めながら、仮想通貨に夢を見る。
楽しい人生じゃないだろうか。
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